行きつけの本屋のサイエンスコーナーのスペースが半減しました(涙)
おはようございます。ダヴィデです。
「あれ?」「何だこりゃ?」n=50ぐらいのところまではいい感じ。そこからはメチャクチャ・・・。
先生の解説をまとめます。
この写像は「ロジスティック写像」という「カオス写像」の一つ。
数値計算では無限桁を扱えないため、少数第何位か(20位?50位?100位?)では、誤差が出てきてしまいます。
(3)では、n=1の誤差は少数第17乗のオーダー。そこから次第に誤差は成長し、n=50付近で、少数第3位、第2位のオーダーになってしまいます。そして、n=55ぐらいからはマイナス1乗のオーダーの誤差になる。そもそも解が0~1の値域しか持たないのだから、n=55以降の式(1)の方の値は近似的にも成り立たない、全く意味のないもの。
つまり、
初期条件(この場合、x_0)と運動方程式がわかっていても、将来(x_n)を予測できない!!
これはニュートン力学的にはあってはならぬ話です。
(1)で「収束しない」と言ったのですが、解はあるので、「ランダム」というわけではなくて、規則性はあります。
また、x_0の値がほんの少し(例えば0.1と0.1000001)違うだけでも、将来は全く違うものとなります。これは(2)の式を考えればわかるのですが、nが大きくなれば、2^nはメチャクチャ大きくなります。初項の差が小さくても、sin関数の周期が2πであることを考えれば、明らかにx_nは全く違うものになります。
これを初期値鋭敏性、あるいはバタフライ効果と呼ぶらしいです。この赤字の性質は「カオス」の持つ性質です。
(※一般項が求まる場合、つまりランダムではない場合でも今回のようにカオスと呼ぶ。)
感想
1・・・・・・Mathematicaはうまく使わないといけない!
2・・・・・・カオス≠混沌
1は言わずもがな。スパコン等も結局使うのは人間ですから。
2:混沌は「天地が開かれる前の状態」ですからね~。規則がある時点で混沌ではないですよね。概念的なものを訳すのは難しい?
3・・・・・・アウトプットするって大切ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿