2013年6月11日火曜日

眠るとは

<Text by ダヴィデ>

3週間ほど前のバラエティの話です。

内容は、
運転中に襲われる睡魔に対して有効な方法を、お笑い芸人のはんにゃ金田が被験者となって検証する、というもの。

クイズ
1、コーヒーを飲む
2、簡単な暗算をする
3、ガムをかむ
4、氷を首の後ろに当てる
5、好きな音楽を聴く


さあ、どれが最も有効な方法か?

はんにゃ金田は頭に脳波を測る装置を巻いていて、
モニターには眠気を表す目盛が0~100で表されている。

当然、バラエティ番組では、具体的な測定方法云々に関しての説明はないのですが、
理工学部の学生としては気になってしまいます。


「パーセンテージの元になっている単位は何?」
「脳波の何を測定して『眠気』を測るの?」


この番組で実際にどのように測定していたのかはわからないのですが、
普通に考えると、脳波の「振幅」ですよね。

起きてるときは大きな振幅の波、
寝てる時は小さな振幅の波、っぽいイメージがありますから。


隣で一緒に見ていた父に訊いたのですが、
この方法だと不十分な場合もあって、バイスペクトラルインデックス(BSI)という方法もあるようです。

この方法はどのようなものか?
ー人間は起きているとき、一つのことに集中しているつもりでも、色んなことを考えている。
ーそのため、たくさんの種類(周波数)の波で脳波全体は構成されている。
ーところが、眠くなると、だんだん一つのことしか考えられなくなってくる。
ーそこで、脳波をスペクトルで解析して、その偏りによって「眠さ」を表そう!ということ。


答えは5番、「音楽を聴く」でした。
でも、選曲を間違えて、眠気を促進するような音楽もあるので、要注意ですね。

眠気と同じく、痛みや痒みもある程度測定できるかもしれません。
痒みの正体に関するナショナルジオグラフィックの記事です。(リンクはこちら

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