2013年3月22日金曜日

銀河学校に参加したきっかけ


お彼岸になると、牡丹餅を食べ過ぎるダヴィデです。


来週に木曽観測所で行われる銀河学校のTAになりました。
今週は、TA企画のレクについて考えています。


僕は二年前の銀河学校に生徒として参加したのですが、そのきっかけについて話したいと思います。



僕は柔道部に所属していて、週に6日の練習がありました。



高校2年時、典型的な運動部の生徒の生活を送っていました。

1、体のどこかしら(主に肩や肘)に痛みを抱えながらの登校
2、授業をテキトーに聞く。
3、夕方の部活(約3時間)
4、帰宅したら、風呂・夕食を済ませ、すぐに寝る


こんな毎日だったので、銀河学校のようなサイエンスに関するイベントとは無縁でした。


ところが、高校2年の1月の試合で、アクシデントに見舞われました。


          右腕橈骨骨折


僕:  え!?

医者: 来週に手術をして、プレートを腕に入れます。
    夏休みにプレートを取るための二度目の手術を行います。
    柔道はそれからですね。

僕:  6月にインターハイ予選があって、それが高校最後の公式戦なのですが・・・

医者: 右腕だからね・・・。しっかり治さないと一生大変だよ。

母:  そうですよね。

僕:  ・・・・・。



この時点で選手としての、僕の高校柔道は終了しました。

退院した後も、
肉体的な苦痛に加えて、精神的ダメージが大きく、
サッカー日本代表のアジアカップ優勝の快挙さえも、慰みにはなりませんでした。


そんなときでした。

地学の先生が
「こんなイベントあるよ。興味ある人は相談してね」
と銀河学校の存在を教えてくれました。


先生が熱心に話していたので、ポスターを見たのですが、
心の中では

「フン。行くわけないだろ。こっちは腕が痛くて、それどころじゃねーんだ」

と思っていました。



ところが、数時間後、家に帰ると、何だか心の一部に違和感がありました。

何と無く、ネットで「銀河学校」を検索すると、急に考えが変わってきて、

「いや待て。今まで部活でこういうイベントに参加できなかったけど、今回はケガしてるから、許可がおりるだろう。普通に考えて、二ヶ月後には痛みはない。宇宙とか好きだしなー。なんか楽しそうだなー。行くしか!」

こんな感じで、急に銀河学校に参加したいという衝動に駆られ、応募しました。


めでたく書類審査に通ったのですが、
そこに銀河学校に参加するみんなの自己紹介が入っていて、

「ヤバイな・・・」

と思いました。天文部や科学部に所属している人ばかりだったからです。



震災の影響で、夏開催に延期になったのですが、
(腕もだいぶ回復していたし、部活は引退していた)


研究施設の見学以外は、こういったイベントに参加したことがなかったので、
参加前は不安を抱えていました。
しかし、銀河学校の3泊4日を楽しみ、
その後のジュニアセッションにも参加して、
SSのメンバーとして現在活動している。


なので、TAを務める今回の銀河学校では
生徒全員に「参加してよかった」と思ってもらえるよう、
一生懸命サポートしていきたいと思います。



もしあの時、ケガをしていなかったら・・・銀河学校に応募していたか?SSのメンバーになっていたか?


わからないですね。
いずれにせよ・・・左心室の内壁だか、僧帽弁だか、
僕を翻意させた心の一部はどこだったのか?

そんなことを考える今日このごろでした。

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